「ゆな、腹減ってない?
コンビニ行こうか。」


「…うん…」



りょうたが手を差し出す。


その手を取り、
二人はゆっくりと冬の夜道を歩き始めた。



本当は……


お腹なんてちっとも空いてないし。


食欲もないんだけど…。


それより、何より。


せっかく二人で過ごすのに手料理の一つくらい作れば良かった……。



気が利かないゆなとは逆に、りょうたは…。



「ピーチティは?
あとゆなはチョコ好きだよな?
あとは……
からあげくん食べる?ラーメンとか。」



──コンビニの中。


りょうたはカゴの中にゆなの好きな物ばかりを入れていく。


ピーチティやチョコ、
ポテチやカルパス。


ラーメンやおでん、おにぎりなど……


「……ふふっ」


「?何だよゆな。」


「……だって……
いくらゆなが好きだからって、こんなにも食べれないよ…?」



ガサガサと大きな袋を持つりょうたを見て、ふいに笑いが込み上げて来た。