「──…話して…?
大丈夫だから……」
りょうたがゆなの手首にタオルを当て、止血しながら…………
泣きじゃくるゆなを落ち着かせるようにゆっくりそう言った。
「……あのね…
楓先輩いるじゃん…?
りょうたのモトカノ」
「………うん…?」
「…楓先輩が…
りょうたと体の関係をもっていて…ゆなの事邪魔だって…
…別れてって言われたの…」
思考回路がままならない頭の中。
ただただ、
頭から浮き彫りになった言葉をすくってりょうたに伝えた。
きっと日本語なんかじゃない。
それどころか、
順序なんてバラバラだ。
「…りょうた…
今も…今も楓先輩と体の関係とかもってるの…?」
お願い…
もっていないと言う一言でいいから
ゆな信じるから…
ゆなを安心させて・・・
