「お待たせ〜。カシオレねっ♪」


先程の従業員がカシスオレンジを
持ってきた。

私達は乾杯をした。


「お疲れ様〜♪」


「お疲れ〜」


やっと緊張感がほどけてきた。
すると、


「2人は気になる子とかいるの?」


するとミキがカシスオレンジを一口飲んだあと
すぐに言葉を発した。


「ナオくん!」


ミキはナオと言う男の子が気になっていた。


「ナオくんねぇ〜♪
いるから呼んでくるね!

そっちの女の子は?」


「わ、私は〜…」


先程のマガジンのページを見ても
見た目だけじゃ判断できなかった。


「んーと、じゃあ
どんな子がタイプ?」


タイプかぁー…


「や、優しい人…?」


「そりゃみんな優しいよ!」


従業員は笑った。


「で、ですよね…
えっと…オラオラしてない人で!」


夜の世界の男の子は怖いイメージもあって
今時のオラオラしてる人は
私は嫌いだった。


「あー…だったらリョウかなぁ
待っててね!2人呼んでくるよ!」


またソワソワしてきた。
リョウ…写真で見る限りは若そうだった。


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