金糸雀達とお茶会を

すると椚さんは打ち所が悪かったのか思い切り顔面からばたり、と倒れた。
え…だ、大丈夫なのかなっ…!?倒れちゃったよっ…!?
ま、まさか…死んでる…とか、無いよねッ…!?

どくどくと心臓が高鳴る。
そしてそ、と首もとを触り、脈を確かめる。
そこからはたしかにどくり、どくり、と脈を感じられた。
…あ、大丈夫だ…生きてる。
ほ、と息を漏らすと、

「そいつはそんぐらいじゃ死なねーよ」

声が聞こえた。
声が聞こえた方を見る。そこには、右目に眼帯をした、自分より少しだけ幼い少年が立っていた。
この子が…助けてくれたのか、な…?
「えっと…貴方が助けてくれたの?」
少年は小さくこくり、と頷く。
「あ、ありがと…」
少しだけ微笑むと、
「…別に」
ふい、と顔をそらされた。