金糸雀達とお茶会を

その人は少し襟足の長めの茶色い髪に髪と同じ色の切れ長だけど優しい瞳をしたお兄さんだった。

…今、一瞬この人の後ろに神々しい光が見えた気がした。
…少し大袈裟だと思われるかもしれない。でも、今はそう思える程に助かったのだ。

「お?…はは、すまんな!わしは興奮すると止まらぬタイプらしくての」
古風な口調の女の子ははは、と笑うと私を離してくれた。

た、助かった…

お兄さんは私を見るとにこ、と綺麗に微笑むと、
「大丈夫?ごめんね、いきなり…この人突っ走っちゃうタイプの人だから…」
そして、軽く苦笑する。
「い、いえッ!え、えと…なんか助けてくださってありがとうございますッ」
軽くお辞儀すると、別にいいんだよ、と軽く微笑まれた。
…綺麗に笑う人だなぁ…


そしてその次に不満げな声を漏らしたのは、
「えー…なんで助けちゃうのさ、恭助」
……朝霧さんだった。
「何でって…可哀相でしょ」
「え、面白かったじゃん、神崎サンの慌てぶり」
ねー?と私に同意を求めてくる。
ど、同意を求められましても…!
それに、慌てふためいてたのは私なんだから、私は楽しくないよ…!