神様、これは運命のいたずらでしょうかー…?


「あっ、あのさ、俺っ春日井のこと可愛いなって思ってて!一目惚れっていうか…。良かったらその…付き合ってほしいんだけど、」

私、春日井美亜、高校一年生。


なんと。


ただいま告白スポットとして知られる学校の裏庭で、告白されています!


いつもより早く学校に登校した私は、同じく早く登校していた岡田君に呼び出され…二人でのこのこ裏庭にやって来たのだ。


朝早いからか、裏庭には私と岡田君の他に誰もいない。


私と岡田君は向かい合うようにして立っている。


岡田春樹君。隣のクラスの級長で、バスケ部キャプテン。


加えて爽やかだし、長身だし、かなりの美少年。


の子からモッテモテ…な!そんな男の子が!!


今私の目の前に!!


廊下ですれ違った時とか、会話は何度かしたことあるけど。


岡田君は心配そうに眉を下げて私の顔を覗き込む。 

ドキッ


ってしない女の子がいますかーーーーーっっ!?


不意打ちはダメだよ、岡田君!


…なんて頭の中で叫んでみたり。


はい。


まさか実際に叫びだすわけにもいきませんしね。うん、完全イタい子だよ、私。

ってそれはそうとしてっっ!!