お前は俺のもの。

まぁ、いいや。俺には関係ない。


俺はそう思い、持参した水筒の蓋を開け、お茶を注いだ。


「俺のおよめさんになったら返してやるよ」


ぶはっ


「ごほっごほ」


俺はあまりの出来事に、口に含んでいたお茶を吐き出した。


会話の内容から察するに、つまりこういうことだろう。


1・蕪木光→春日井美亜が好き


2・うさぎのぬいぐるみを返して欲しければ結婚しろ

こういうことかっ!?


って、春日井美亜は何のためらいもなく、こくこく頷いている。


「け、けっこんするんだからちゅ、ちゅー、するか」

ズキッー…


違う。


こんな奴好きじゃない。


これは、“恋”なんかじゃない。


絶対違う。


なのにー…