「華憐!美里!あの人だょ!池田君」

哀歌が興奮して指さしてる先には、5人くらいの男子たちが集まってる。

あれが池田君?かっこいい…のかな~?…

って…あれ?池田君の横の人…こっち見てる?

とっさに目逸らしたけど…

何ドキドキしてんの私!!

目合ったら誰でもドキドキするよね…

「…華憐?どぅした?」

「や…池田君とじゃれてるの誰かなぁって…」

「あぁ。藤井雄祐だよ。同小だったから」

「ふ~ん…」

「何?好きになっちゃった?」

「なわけないでしょ!」

藤井くんか…

どんな人なんだろぅ…


私は気づかなかったんだ…

このとき私が…藤井君に一目ぼれしてたことに…

そして、この日から私の運命が変わり始めてた事に…