俺が一人でぶつぶつと考えていると、いきなり彼女が着ていた服を脱ぎだした。

「っは!?ちょっ……何やってんの!?」

彼女の身体が窓から入ってきている光にさらされると、金の髪が銀へと変わっていった。

それと同時に目も蒼からこげ茶へと変わっていく。

俺はただ唖然とするしかなかった。


「分かったか?お前が学校で見たのと今お前が見ているの、どちらも私だ。」

また服を着て髪と目を元に戻す。

そこへ2匹の動物がやってきた。


水色がかった白銀の狼。

水色がかった白銀の虎。

(頭ん中、ぐちゃぐちゃになってきた………。)