…土曜日

あぁ、来ちゃったよ…この日が。
りっちゃんとなら服とか気にしないけど五十嵐くんもだし、どおしよぉ〜。
どんな服が好みかな?ワンピース?ミニスカ?って何で気にしてるんだろ///
あ〜恥ずかしい。
でもここはやっぱりアレかな?
「お待たせ〜」
「遅いよぉ。あ、美音今日はバッチリオシャレだね」
「そう?」
今日は珍しくフリフリのワンピースにパンプス。自分でもこのコーディネートにしたのはびっくり。
「あれ?五十嵐くんは?」
「まだ来てないよ。でも、もうすぐ来ると思うよ?」
やっぱり五十嵐くん来ないよね…。
「ごめん!バスの時間がずれてて…」
「もう、まぁいいよ。早速、行きたいところだけどちょっとお手洗いに行くね。美音、行くよ。」
「お、おう。じゃあここで待ってるよ」
りっちゃん…。
「ほら、これで涙拭いて」
「ありがとう…」
「また、不信になってたでしょ?」
「うん…」
「真くんはそんな人じゃないと思うよ?まぁ最近、会ったばかりでまだ細かい所まで分んないけど、遅れたとき謝ってたし」
「…そうだね。ちょっと信じてみる」
「それでこそ美音だよ」
りっちゃんは私の大切な親友。
だからこそ信じられる。安心できる。