…放課後

「みお…ってあれ?美音どこなの?」
「美音なら音楽室でちょっとボイストレーニングするってさ。俺も今、行くところ」
「え!?まさか美音、コンテストに出るの?」
「そうなんだよ。少し心配だな」
俺と莉央は急いで音楽室に行った。
なぜか音楽室から話し声がしてくる。
誰かと喋っているのか?女子の声だ。
「おい、莉央。誰の声か分かるか?」
「どれどれ…」
莉央はドアに耳をあてた瞬間青ざめた。
「この声…やばいって!」
ガシャーン!
「「美音!」」