〜真 side〜

美音の事?なんだろ。
「いい?これから話す事はすごく大事なことだからよく聞いて」
「うん」
「美音、真くんとか他の人には敬語じゃない?学校でも静かだし。でも2年前はすごく明るい子だったの」
「え?じゃあ今はなんで…」
「それは…」

中学校に入ってから初めての文化祭で各クラスから1人ずつ代表で歌うっていうコンテストがあった。美音のクラスからは天堂 天音(てんどう あまね)という子が代表で出る事になったが、天音はコンテスト当日に熱を出し、天音の代わりに美音が出る事になった。見事に優勝したが天音は本当は自分が出て優勝するはずったのに。あんなに練習したのに全てが水の泡になったと言って美音の物を全部、川に投げたりしていじめをしはじめた。
美音は天音にやめてっと言った。だが、それが逆効果で悪化し発見した生徒が先生に言ったが天音は『あたし達は親友だからそんな事をするわけないじゃないですかぁ。ね?み・お・ん』と言い最初は先生から逃れた。