「はい、お茶だよ」
「あっ、ありがとう」
「うわぁ、この紅茶めっちゃ美味しい」
「でしょ?」
良かった。五十嵐くん喜んでくれて。

「…だからこうして、こうすればできるんだよ」
「おぉ、真くんの教え方上手いね」
「もう、そろそろお昼だね。私、昼食の材料買ってくるね。あ、二人は来なくても大丈夫だからね。1時間で戻ってくるから」
「うん。気をつけてね」
バタン
「よし、この間に話があるの。真くん」
「え?」
「美音の事についてなんだけど」