沖田「へー、すごいね。」
沖田は土方から携帯を奪い、
自分の耳にあてている。
零「この部屋から出てみろ。
まだ聞こえる。」
沖田「は~い!」
沖田が部屋から出ると、
零は近藤に携帯を手渡して
会話をするように言った。
最初は驚いていたものの、
次第に微笑み
会話が終わったのか、
零に携帯を返した。
それと同時に、沖田も帰ってきた。
沖田「おもしろいね。
確かにこんな代物、
この時代には無いしね。」
近藤「あぁ、総司の言う通りだ。
零君...といったね。
君は刀を持っていたが、
剣をするのかい?」
零「あぁ。...ある程度な。」
零が答えると、近藤は目を輝かせた。
それを見た土方は、慌てて口を開いた。
土方「ちょ!近藤さん!
まさかこいつを、
隊士にするつもりか?!」
近藤「あぁ、そのつもりだ!
なぁ、総司。」
沖田「はい!
だって、彼
この時代に身寄りはいないんですよ?
未来から来たって言うんだったら、
僕たちのこれからを
知っているかも知れませんし。
それに彼、面白そうだから!」
土方「総司...。
お前の本心、絶対後の方だろ...。」

