上がった息から、 やっと正常さを取り戻す。 零「っ、くそっ!! (あの時死んでいれば、 真兄から解放されたのに...。)」 零がその場にへたりこんだ時だった。 門の向こうから、 こちらに向かってくる 複数の気配を感じた。 しかし、それにたいして 動けるほどの体力は残ってない。 ?「てめぇ、何者だ...。」 低く、殺気のこもった声が 零に向けられた。