「ねえ、そこから何が見えるの?」
「何言ってんの?梨花も見えるだろ」
「違うよ、その高さから。」
「同じだよ」
「絶対違う」
「ふーん。」
「わぁっ!!!!」
「これで分かるだろ」
「うん」
「高い高いのほうがいいか?」
「そっそんなに子供じゃないし!!」
「ふーん」
「あ、今少し笑った」
「笑ってないよ」
「笑ったよ」
「うん、笑った」
初めて、お姫様抱っこしてもらったあの夏の日。
その時から君とは30cmの距離だったね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…