家でのんびりテレビを見ていると、ぴんぽーん、と来訪者の知らせが響いた。
時間は午後2時半。
郵便かと思った私は、ほーい、と間の抜けた返事をして玄関を開けた。

しかしそこに居たのは郵便屋さんではなく、

「よお、紗千!」

「っひ、・・・お帰りくだしゃあああ!!!」


まさかのね、クラスのね、


「やだよなんでだよ、お邪魔しまーす」

「優紀くうううん・・・・」


瀬戸間優紀くんだったとか思わないじゃん!