夕はエツミに連れられて、コントロールセンターから出た。
どこもこれまでに見たこともない不思議な空間だと夕は思った。
「夕さんって、やさしそうな名前。私、小野エツミ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
エツミは夕を居住タワーに案内した。
何がなんだか訳が分からないまま、夕は不安げな面持ちでエツミの後について行った。
「ここわね、私たちがプライベイトな時間をすごすための居住タワーなの。もし心配なことがあったら、遠慮しないで私に相談してね」
「はい・・・。まだ自分がどうなっちゃったのか、よく分からなくて・・」
「そうね。でも少しずつ分かってくるでしょうから心配しないでね」
「はい」
「私の隣にあなたの部屋をとってもらったから、行ってみましょう」
「ええ」
夕に与えられた部屋は、太平洋を航行するフェリーの一等船室全体を球形にしたような、コンパートメントだった。
どこもこれまでに見たこともない不思議な空間だと夕は思った。
「夕さんって、やさしそうな名前。私、小野エツミ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
エツミは夕を居住タワーに案内した。
何がなんだか訳が分からないまま、夕は不安げな面持ちでエツミの後について行った。
「ここわね、私たちがプライベイトな時間をすごすための居住タワーなの。もし心配なことがあったら、遠慮しないで私に相談してね」
「はい・・・。まだ自分がどうなっちゃったのか、よく分からなくて・・」
「そうね。でも少しずつ分かってくるでしょうから心配しないでね」
「はい」
「私の隣にあなたの部屋をとってもらったから、行ってみましょう」
「ええ」
夕に与えられた部屋は、太平洋を航行するフェリーの一等船室全体を球形にしたような、コンパートメントだった。


