食べ終わっても島野は一人で読書はじめちゃうし。
私に話しかけることもないし。
私はどうすることもできないまま、お昼休みを終えるのだった。
…だけど、
次の日も、その次の日も、
私が島野と一緒にお昼休みを迎えることは変わらなかった。
「私、一緒に食べる意味ないと思うんだけど…。」
「私も思う。」
「!純香もそう思うよね!?」
「うん」
島野と付き合いはじめてから一週間くらいたった今日。
私は純香と一緒に帰って、島野の話をしていたのだった。
「じゃあさ、思い切って、島野に嫌われるようなことをしてみればいいんじゃない?」

