中山を恨んでるわけじゃない。嫌いなわけでもない。 …けど―――。 「もうすぐ着きますよ~気を付けてくださいね~」 そんなキャビンアテンダントの声が聞こえる。 もうすぐ着くって…僕そんなに寝ていたっけ。 …はぁ。 修学旅行なんて、なにも楽しみじゃない。 今日はとりあえずホテルに泊まって休むらしいけど、明日は自由見学だ。 班とも関係なしに、自由に周れるらしい。 最初は花風さんと約束していたけどこんな状況だし。 友達が中山しかいない僕にとって最悪の状況だろ。