しばらくしてから、島野はそっと私の唇にキスをした。




それも幸せで、なんだか胸がいっぱいになった。







「…じゃ、僕は帰るから」





「…うん。今日はありが―…あ」





「…?」




そういえば、少し気になったことがあった。





「…なんでわざわざ、写真撮ってくれたの?」





「-!」





そういうと、島野の顔が少し赤くなった。



え、な、なんで…?







「…写真、撮りたかったのかと思って」




「…あ」







もしかして、私が朝こっそり島野の写真撮ろうとしてたから?