「島野!おまたせー…」
私が飲み物を買って戻ってくると、そこにはキレイな女の子に囲まれた島野が。
その女の子は…同い年か、少し年上?
「ほんとかっこいいよね~」
「誰かと一緒なの?その子ほっといてうちらと一緒にどっかいかない?」
…そうだった。
忘れてたっていうか…そういうわけじゃ、ないかもしれないけど
島野って、すごい、モテるんだよね…。
そりゃあ、すんごい。
わたしなんかが、隣にいちゃいけないくらい…。
「…あ、一緒に来てる子ってこの子?」
女の子の集団の一人が、こちらに気付いて声をかけてきた。

