そうして一人で悶々と悩んでいると。 「じゃ、また明日」 もう駅についてしまっていた。 島野は電車通学だから、ここでお別れ。 「えっ、あ…えっ、と…」 「?」 どっ、どどっどどうしよう! 今を逃したら、もう一生言えない気がしてきた…! …えーい!もう当たって砕けろ!! 「今度の日曜!私とデートしてくださいっ!!!」 い、言ったぞ!!! 言えたよ私! できればっ…砕けてほしくない…! 「…いいけど」 「-っ!!」 勇気を振り絞った。 今度の日曜は、島野と夢の初デートです。