「超めんどくさい。なんであんた昨日寝坊なんてすんのよ」
「申し訳ありません…」
目の前には結構不機嫌の純香が。
でも、私も結構憂鬱なんだよなぁ…。
だって、同じ教室には、中山と島野がいるんだもん。
…まぁ、中山も成績かなりひどくて。
学年トップの島野が勉強見ることになったんだけど…。
さっきから2人全然話してないし。
純香は不機嫌だし。
…どうすればいいのさ…。
「え、えーっとさぁ!中山もテストヤバかったんでしょ?
わたしよりヤバいって相当だよね!」
いつもみたいに、おちゃらけた感じでいう。
「…あぁ…」
中山はそっぽを向いてそう答えた。

