「フフッ」 思わず笑みがこぼれた。 …だって、こんなの笑顔にならずにはいられないよ。 島野も、ちゃんと私のこと好きでいてくれてるってことでしょ? 「そろそろ笑うのやめてくんない」 「フフッ無理」 「はぁ…」 そんなため息、今の私には通用しないんだから。 「ったく」 「うわっ!?」 島野は椅子を立って、 私の座ってる椅子に手をかけて顔をグイッと近づけてきた。