気が付いたら私は、こう叫んでいたんだ。
「…だったわよ」
「…え?」
「確かに、最初告白した時は全く島野のことなんて好きじゃなかった
無口だし、無表情だし、なんか苦手」
「だからなに…」
「でもっ!」
そう。私は島野が苦手だった。
それなのに、バツゲームなんかで告白させられて
付き合うことになんかなっちゃって。
一部の女子からはにらまれるし、男子からは冷やかされるし
本当うっとうしい。
こんな関係、早く終わりにしたい。
……はずなのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…