島野の表情は冷たい。 そりぁあ、当たり前だよね。 「本当のこと…だよ」 声が震えてる。 悪いのは私なのにね。 「じゃあ、最初から花風さんは、僕のこと好きじゃなかったってこと?」 「そう、だよ」 ぎゅっと拳を握りしめる。 「はぁ…」 「で、でもね」 「余計な手間かけさせないでよ」