『とりあえず、クレープ買って帰るか!!』
って微笑む彼に


私も
頷き微笑んだ…

歩きながら
『美姫…大丈夫だ!!美姫の好きなようにしたらいい…』
ってまっすぐ前を見て

私は海斗を見上げて
『えっ!?』
って

そしたら海斗が
私を見て
『俺は美姫が好きだから、一緒にいたい…だけど美姫が一緒にいたいのが俺じゃないなら、俺に気を使うなってこと!!』
っておでこに凸ピンしてきた…
笑顔の海斗を見つめて…


この人は…本当に心の広い人だと思った

『海斗…さっき…りゅうと合ったの…
今日10時頃ここで待ってるって…』

『そっか…行ってこいよ!!』
って笑って…
『どっちにしても会わなきゃ!!』
って私の背中に手を当てて言った
その手の温もりが海斗の心の暖かさのような気がした…
『あいつも美姫も…それに俺も前に進めないだろ…』
って切ない顔で笑った


私は頷くことしかできなかった…