その日の帰り道りゅうと

手を繋ぎ

笑い合って…

キスをして

抱き合って

りゅうは、私をどうしても家まで送るって言い張った…

『暗いから俺心配だから』

『ありがとう』
って最後には私が折れた…


家の前にきて
『美姫の家ここ?』

頷く私

私の家

大きな日本家屋…

立派な作りだと自分でも思う

『かっこいい家だな』

りゅうの発言に笑った
『なにそれ(笑)』

りゅうは、そんな私に微笑んだ

やっぱりかっこいいりゅうの胸に私は額をくっつけて…

『今度はうちにも来てね』
って言うと

言葉の代わりに

私を抱き寄せて強く抱き締めた

『じゃぁ…変えるよ』
っていったりゅうが

かるく唇にキスを落として去っていった…

私は
見えなくなるまで手をふり続けた…
一度も振り向くことなく…見えなくなったりゅう…