向かいのホームについて…

美姫を抱き寄せて…

『美姫あんまり妬かせんなって』
って

『?』

『私だってりゅうがあんまりにも、かっこいいからヤキモチ妬いちゃうよ…』
って

だから、マジでかわいいからそういうの…

『えっ?俺?俺は美姫しか見てねーよ』

『違うよ…女の子は見てるもん…』
って口を尖らせて…


それ反則だろ…

美姫の顔を両手ではさんで俺の方に向けて
キスできる距離で
『安心させてあげるよ』
って言って軽くキスをした


それに気がついて一瞬周りがざわついた

俺は回りに見せつけたかったんだ…

美姫は俺のものって…

美姫は
美姫は…

真っ赤だ…

下を向き

『皆に見られたくない…』

『なんで?いいじゃん…』

『だって私だけしか知らないりゅうを見られたくないんだもん』


マジかよ…
そう言うことかよ

『美姫の前だから…
てか美姫にしか見せねーよ』

おれかなり嬉しいんだけど…

俺をそんなにも思ってるって…

美姫の耳元で
『美姫好きだよ』

赤くなった顔を手のひらで押さえながら
『私のが好きだよ…』
って笑った


マジで幸せ…

絶対美姫が俺の運命の人だったんだ!!

出会えてよかった…