「水川穂乃の首は…?一度犯人に奪われたのよね?」
「はい。…犯人の家のガラスケースに、見せ物の様に飾ってあった…と…」
…見せ、物……
なんてひどい事をするのだろう…。
まず、それ以前に首を取って殺害なんてのも、最低だ…。
「ごめんね…。辛い事話させて……。じゃあ最後…。アーテが話し掛けてた人って誰?その人が、放送室の中の人よね?首を頂きます、って言ってたし。
アーテは、放送室の中の人を知っているの…?」
そして、アーテは言いにくそうに顔を歪めた。
やっと口を開けたのは、それから30秒位経ってから。
「えぇ、知っています。…というか…。
私は…首取りゲームの全てを知っています。」
……えっ?
“全て”知ってる?
どうして、アーテが知ってるの?
ゲームの参加者の案内人だから?
「…なんで知ってるの……?知ってるなら…教えてよ…」
「それは出来ない決まりです。知ってるのは…。穂乃と、放送室の中の人と、私だけ。いえ、正確に言えば、放送室の中の人の身内、ですかね。」
ますます意味が分からなくなる。
アーテは、この首取りゲームのなんなの?
ただの案内人じゃないのなら…
何者なの…?

