それから…。
図書館で、“水川穂乃”の事を調べていたけれど、やはり外国なので事件の事しか資料が無い。
日本よりは詳しいかもしれないが、核心的な事は何一つ掴めていない。
「…もう、9時半か…。どうしよ…」
迷った挙句、此処に水川穂乃に関するこれ以上の資料は無いと判断して、一旦ホテルに戻る事にした。
自動ドアを通り、フロントに行って鍵を貰い、406号室へ。
エレベーターで4階まで上がり、あたしの宿泊部屋に、鍵を開けて入った。
お母さん達は起きてて、「おはよう。荷造りしといてね。」と、にこやかに言った。
お母さんに「行ってくるね」と、言っておいた事が正解だったようだ。
ここから図書館までは結構遠くて、現在時刻10時25分。
あと約1時間半で首取りゲームが始まる。
アーテに聞きたい事を、こっそり紙にまとめる。
お父さんは、シャワーを浴びに行ったし、お母さんはメイクに夢中。
書き綴るのには、持ってこいな状況だった。

