朝の体の芯が凍るような、刺々しい空気。
これが、真夏だったら天国に思うだろうけど、今は11月。
寒い事が、こんなに嫌になる事はない。
「さぶっ……」
北風があたしの身体中にあたる。
顔に当たってもの凄く痛い。
車や、人通りも少なく、夜みたいに薄暗い通路は、街灯が余計に怖さを増している。
やっと着いた図書館は、前に行った図書館とは比べ物にならない大きさだった。
「でかっ…」
つい、呟きながら見上げてしまう程。
例えるなら、体育館が二つ重なった位の高さ。
広さは、外からみたら東京ドームくらいはありそう。
こんなでかい図書館、初めて見た…。
おまけに図書館は5:00に開き、24:00に閉まるというほぼ24時間営業。
あぁ、一日中読みたい本を読んでいられるなんて、幸せ。
…なーんて思ってる場合じゃない。
あたしは、そそくさと図書館へ入った。
中は程良く暖房が効いていて、まるで天国か、と錯覚してしまいそうだ。
そして、真っ直ぐ新聞のコーナーへ向かう。

