「…んっ…。ここは…どこ?」


真っ白な空間。

え…、もう首取りゲームが始まるの?

「ね…、アーテ、どこー?」


大声を出しても、何も返事は無い。
アーテは、どこにいるのか…。

「……こんしよう。」

…ここから少し離れたところからか、声が聞こえた。

この声は、間違いない、アーテだ。

「結婚しよう。……。」


結婚しよう…。

アーテが、誰かと?



その声へどんどん近づいていく。

そして…アーテの姿が見えた。


隣で、頬を赤く染めて、幸せそうに笑う女性…


…え……?


そこにいたのは、



水川穂乃だった。