絶体絶命!死のバトル


それから、相手グループの一人が提出。

伊織も、提出して、相手グループのあと一人が出していない状況になった。

チラッと体を動かし見てみると、シャーペンを持ち、体を震わせている男子生徒がいた。


…同グループの人が一人死んだ事が、ショックだとか…

…問題が全く分からないだとか…


震えている男子生徒は、席を立ち、兵士にこう言い放った。


「俺を殺せぇぇええぇっ!!!!」

兵士の胸ぐらを掴む。

「聞いたぞ?一日三人以上死ねば、また明日、全グループがリセットされるんだろ?俺で二人目、そして俺は一人死んだ奴を知ってる!」

男子生徒は、涙声で…多分、泣きながら兵士に訴えている。

「だから、俺が死ねば今、俺のせいでこのグループでが死ぬことはない。それなら…俺が死ぬ!殺してくれ!」


…あぁ、これで確信した。

彼は、問題が解けなかったのだ、と。
一、二問なら問題はあまりない。

それなら、ほぼ、分からなかったと考えるしかない。

……バンッ!!!

先ほど待機室で聞いた銃声。
それは、この音と同じ…

撃たれた、男子生徒は。

フェンスのようなものがあるけれど、分かる。