首取りゲームを1通り振り返り、呪いを解きに行く為に立ち上がった。


‘‘死ぬ”


その覚悟は、もうできている。


俺はただひたすら、真っ直ぐ歩いた。

今改めて周りを見ると、ただの‘‘空間”だった。

何かあるわけでもない。





「おい…、これ、なんなんだよ…?」







少し進んだ所で、ある所に辿り着いた。
天井やら壁やらが、ピンクになっていたり、青や紫になっている。



灰色もあれば、赤もあるが…、
肝心の、黒だけが見当たらない。




「……意味わからないって顔、してるよ?広也…。」





急に後ろから聞こえた声。

この声は…?































「私。明日美だけど、分かる?」