1人ぽつんと、夕日が綺麗に見える川辺に座った。 夕暮れに相応しい茜空が、あたしを、この景色を包み込む。 流れる川も、茂る草花も、 全てがキラキラ輝いてる。 あたしの未来が、 皆の未来が、 こうであることを願った。 静かに風が吹く。 あたしは、長くなった髪をそっと手で抑えた。 「…皆、どこかで。」 そして、夕日に向かって、あたしの永遠の願い事を、 「幸せに、いてね…____」 小さく、呟いた。 …道香side 終