生かされた…。
あたしの、
とてもとても
大好きな人に…___。
そう考えると、頭が冷めて。
今とは少し違う涙が流れてきた。
そうだ。
広也は、自分の命を捨ててまで
あたしを、生かしてくれたんだ。
「道香は、‘‘あたしなんか”って言うような人間じゃないよ。…大好きな人に、命まで懸けてもらった…。大切な、人間でしょ?私達にとっても、広也にとっても。」
あたし‘‘なんか”じゃない…?
そうだよね。大好きな人に、生かしてもらえたんだから。
…あたし1人の命じゃない。
…あたし1人のあたしじゃない。
支えられたんだから。
たくさんの人の命を、
広也の命を、
背負っているんだから。
「…広也っ…!ありっ…がとう…。」
あたし、強く生きるよ。
幸せに…生きるよ。

