「嫌だっ!!!広也ぁぁぁぁっ!!」
なんで、あたしなんかの為に死んだの?
なんで、広也がいなくならなきゃいけないの?
広也がいない。
広也が死んだ。
「あたしっ!そんなの信じない!!なんで!?あたしなんかの為に…。どうして死んだの!?」
明日美と伊織は、泣きながら、あたしの背中を摩ってくれている。
広也、また笑ってよ。
広也、また話そうよ。
好きな人が死ぬって、こんなに辛い事なの?
好きな人が死ぬって、こんなに…
どうしようもないくらい、苦しい事なの?
「広也!戻って来てよ!ねぇ、冗談でしょ!?」
消えつつある扉に、何度も何度も呼びかけた。
…声が枯れるまで。
…声が出なくなるまで。
消えた扉。
でも、その扉のあった所を見つめて。
大好きな人の名前を…、
叫び続けた。
「広也ぁぁぁぁぁっ!!!」

