なんだか、映画を見ているようだった。
穂乃さんと、アーテが、あまりにも綺麗すぎて。
でも、これは現実で。
あたし達も、これから、同じ事をするんだ。
「…本当にごめんなさい。……頑張って、呪いを解いて…、この間違ったゲームを終わらせて…!」
耐えきれなくなったようで、お母さんは泣きながら訴えた。
そして…
あたしのペンダントから、
光り輝く扉が現れた。
「この扉を進んだら…。穂乃ちゃんの心に入れる。…そして、一際黒く光っている石がある。それを、飲み込むの。…そしたら、その人の体に穂乃ちゃんの‘‘黒い所”がうつる。…それからは…その黒さに耐えられなくて…。死んでしまうでしょう。」
…死んでしまう、か。
これが、長い夢であればいいのにな。
それなら、もう、今覚めて欲しい。
なんて願いが叶うわけもない。
これは、‘‘現実”なのだから。
「…あたし。行くね。それで…いいでしょ?ううん、寧ろ。あたしが行かないといけないの。仮にもグループのリーダーなんだから。こういう所で、リーダーっぽくさせてよね。」
悪戯っぽく笑うと、明日美と伊織も笑い返してくれた。

