「嫌だっ!離れたくない!」
「私もよ…。だけど、翔…。これは、しょうがない事だから。…私の分まで…。」
光の侵食は、首まで進む。
アーテはそれでも、穂乃さんをまっすぐ見つめていた。
「幸せに、生きて。…本当に、愛してる…。」
穂乃さんは…、
アーテの腕の中で。
跡形もなく、消えた。
「うわぁぁあぁぁあぁぁっ!!!」
アーテの悲痛な悲鳴が聞こえる。
胸がとても痛くて仕方ない。
…辛いよね。悲しいよね。
でも、絶対乗り越えられるよね。
アーテなら。
…穂乃さんが最期に遺したあの言葉通り…。
幸せに、生きる事が、できるでしょ?

