あたしがアーテの方を振り向くと、アーテは涙を流していた。
愛しい人を見つめるその目は、
やっぱり穂乃さんを愛しているのだと良く分かる。
「アーテっ!速くっ!!」
あたしの声で割れに返ったのか、アーテは穂乃さんに駆け寄った。
もう、穂乃さんしか見てない。
アーテからは、迷いはもう、感じられなかった。
「穂乃…!」
「かけっ…る…。翔っ…!!」
2人はその場で抱き合った。
穂乃さんはもう、下半身は全部消えている。
「ごめん…。俺の所為で。ごめん…!本当にっ…!」
「謝らっ…ないでよっ…!!…私が欲しいのは…、そんな言葉じゃ…そんな言葉なんかじゃない。ね…?」
優しく微笑んだ穂乃さん。
アーテは本当に、切なそうな顔をした。
「穂乃……。愛してる…。」
この言葉を聞いた穂乃さんは、安堵の涙を流した。
そして…。今までで一番の最高の笑顔で笑っていた。
もう、穂乃さんの光は、上半身すべてを、消そうとしていた。

