そう、全部終わるの。
皆の、あたしの、
苦しみも、悲しみも、首取りへの恐怖も…。
「っざっけんなよ!!俺は…、お前に生きてて欲しいんだよ…!」
えっ…。
生きてて…欲し…い?
なんで?
広也、あたしなんかの事
なんとも思ってないでしょ…?
涙が急に溢れた。
落ち着いていた心も
今は嵐が来たかのように荒れ狂い始めた。
「……死にたくっ…ないっ…。」
ポロっと零れた言葉。
偽りの言葉?それとも本音?
それは、あたしにも分からない。
でも、零れたこの言葉。
留めどなく溢れるこの気持ち。
「……怖いっ…よ…。でも、でも!皆に生きて欲しいから…。皆を生かすには…、これしかっ…ないからっ!!」
本当は。
死ぬのが怖くないわけなかった。
心の奥底では、死んだらどうなっちゃうんだろうって、
恐怖があったんだ。
ひたすら誤魔化して、自分なは隠してきたこの気持ちが、広也の一言で、こんなに露わになるなんて。
「大好きだから…!生きてて欲しいからっ……!」
広也は、そんなあたしの言葉に、頷いてくれた。

