まずい…。


素直に、そう思った瞬間。


その時、優香の、あたしを見る目が変わった。

妬む目に、変わったんだ…___


この日からあたしは、優香の優しい眼差しを見る事はなくなった。

優香と話さなくなり、喧嘩していると勘違いした友達は、あたしと優香の仲直りをさせようとしたりする。


…そして。


だんだん、優香が悪者になっていった。



噂は、尾びれ背びれが嫌でも付いてしまうもの。

優香も、勿論あたしも、何も悪くないはずなのに、優香だけ、皆から除け者にされていった。



それから始まってしまうのは



“いじめ”___


あたしにとって、優香はその頃も大切な存在だった。

だから、話せなくても、いつも優香の事を考えてた。

話したいなって、遊びたいなって__


いじめだけは、始まって欲しくなかったのに…。




まずは、優香を無視する事から始まり…


ついには、暴行。



荒れ狂いはじめた優香は、やがて…__




不良のグループに入った。