あたしは、皆の所に戻る。
顔色を察してか、皆、敗北を感じたようだ。
紙には、誰が何点か、が書いてある。
…高野 道香 様 100/100 100/100
…凪乃 伊織 様 100/98
…波瀬 広也 様 100/100
…三島 明日美 様100/99
ここまでを見て、伊織と明日美はごめんなさいっ…、私のせいで…!と、泣きそうになっている。
でも…
…神崎 青斗 様 100/0
0…点……
全く解かなかったって事なの?
「おい…、青斗!!どういう事だよ!
真面目にやったのか!?」
広也が青斗の胸ぐらを掴む。
今までボーっとしていた青斗も、これには反応したようだ。
「ちょっと広也!そこまでしなくてもいいでしょ!?これから間違えなきゃいいじゃない!」
伊織が叫ぶように言う。
伊織と青斗は仲が良かったから、庇っているのだろうか。
「今回は明らかに手ェ抜いただろ!一問ぐれー解けんだろ、お前!免除カードがあるからって、ふざけんなよ!」
「その免除カードを獲ったのは、広也なの!?違う!青斗だって、それに充分貢献したわよ!!理由も聞かずにそんな事して、理不尽にも程があるわ!」
広也に、伊織も負けじと言い返す。
青斗はその様子をただ見ていた。
そして、何かを決心した顔をして。
「…道香のせいだろ」
…と、ただ、一言…。

