「・・・で?終わったのか?」

「…もう、終わりそうです」

・・・///?!

私のデスクに手を添え、パソコンに見入った宮本部長。

…左半身が凄く熱い。

何でこんな時にドキドキしてしまうのか?


「これだけ資料が求まれば十分だ」

そう言った宮本部長は、エンターキーを押し、

自分のパソコンの方に、そのデータをメールして、

私のパソコンの電源を落としてしまった。


「・・・あの」

最後の仕事を全部されてしまった私は目を丸くして、

宮本部長を見上げた・・・?!

…近い…近すぎる。

見上げた顔は、宮本部長とほんの数センチしか離れてなくて、

硬直してしまった。


?!?!?!

「部長・・・何、して・・・」

メガネを勝手に外した宮本部長は、私の顔をジッと見つめた。

「・・・やっぱり」

「・・・何が、やっぱり、なんですか?」

片言の言葉を口にする。