…それからというもの、私のパートナーはすべて。

宮本部長に変更になった。

でも、周りの社員から何一つ不平不満は出なかった。

それはなぜなのか?

どうやら、宮本部長は口が上手いらしい。それと同時に、

宮本部長が発する言葉は、すべて正論が多く、誰もが認めざるおえないようで。


「宮本部長、今日子をえこひいきしすぎだよな」

・・・それでも、たった一人だけは、不満を漏らしていた。


「…隆盛もそう思う?」

私はそう言って苦笑いした。


「宮本部長って、お前に気があるのか?」

「?!・・・・そんなわけないじゃない」

宮本部長の気持ちは、私しか知らない事。

例え隆盛にでも、それだけは言えない。



「坂口に気があったら、不満でもあるのか?」

「「み、宮本部長・・・」」

突然の登場に、私も隆盛も、驚きを隠せない。


「お前の推測通りだ、オレはコイツに気がある」

「…仕事とプライベートを一緒にしないでください」

隆盛の言葉に、宮本部長はフッと笑った。


「お前も、オレと変わらないと思うが?」

「・・・・」

…確かに仕事中であろうがなんだろうが、

スキスキアピールはしてるよね、隆盛。