無口な上司の甘い罠

「今日子ってさ・・・」

「…なんですか?」


「…仕事の時と、プライベート、全然違うよな?」

「…ぅ・・・。わ、私だって、完璧じゃありません」

真っ赤な顔で呟く。

…確かに、仕事以外での私は隙だらけで、抜けてる。


でも、それは、誰にでも見せてるわけじゃない。



「・・・ま、オレは、プライベートの今日子の方が好きだけどな」

「///」


「こっちの方が、ずっと、可愛い」

「なっ!・・・ん!!」


・・・反論しようとしたら、唇を先に塞がれた。

若干抵抗してみたものの、やっぱり部長のキスは最高で、

抵抗するどころか、どんどん求めてしまう。




「…仲直り出来たんなら、出ていってもらえます?

・・・明日も仕事なんで」


「「・・・あ」」

・・・そうでした、ここは、隆盛の部屋でした。