「隆盛、アンタ、熱でもあるんじゃない？」

…突然の告白を受け入れられない私は、

話を逸らすことに集中した。


「お前なー・・・」

そう言った隆盛は、私を少し睨んだ・・・


「そんなに怖い顔しないでよ・・・

私が好きだとかって、恋愛感情とかじゃないわよきっと。

だから、・・ん？！」

・・・・・・。


「…こうやってキスするのに、恋愛感情がないって？」

「・・・な、んで」

…私の言葉を遮って、隆盛は私にキスをした。

驚きすぎて、これ以上言葉が出てこない。


「好きだからに決まってんだろ？

いい加減、オレを男だって、自覚しろ。

本気で、お前の事が好きだ・・・」


「…私は」

…私は、隆盛の事、ちゃんと男だって自覚してる。

でも、恋愛感情なんて、…持てないよ。

ずっといい仕事仲間だったから。