オレとひよりが保健室に着いた。
俺は椅子に座らされ、ひよりが勝手に棚からガーゼや消毒薬を出す。
先生がいないので、俺とひよりの二人っきりだ。
『あの…一ノ宮…さん』
俺が言うと、ひよりは笑顔で言った。
『私保健委員だから、よく保健室くるんだ。だから先生がいなくても簡単な治療とかできるし、先生もいいって言ってくれてるから』
『ああ…そうなんだ』
聞こうと思ったことを先に答えを言われ、俺はちょっと黙る。
ひよりは俺の隣に座り、『手、出して』と手を差し出してきた。
『あーあー…すっごい深く切ってる…痛かったでしょ?』
と言いながら、消毒液を俺の手首の傷痕にかけた。
液が中に染みてきて痛い。
『痛って…!』
痛いことが基本的に嫌いな俺は、手を振り払おうとする。
しかし、ガッとひよりに捕まれていて、振り払えない。
『痛いだろうけど我慢して!!バイ菌入るともっと痛いよ?』
そう言われて、俺はおとなしく、というか無理やり最後まで消毒をされた。
俺は椅子に座らされ、ひよりが勝手に棚からガーゼや消毒薬を出す。
先生がいないので、俺とひよりの二人っきりだ。
『あの…一ノ宮…さん』
俺が言うと、ひよりは笑顔で言った。
『私保健委員だから、よく保健室くるんだ。だから先生がいなくても簡単な治療とかできるし、先生もいいって言ってくれてるから』
『ああ…そうなんだ』
聞こうと思ったことを先に答えを言われ、俺はちょっと黙る。
ひよりは俺の隣に座り、『手、出して』と手を差し出してきた。
『あーあー…すっごい深く切ってる…痛かったでしょ?』
と言いながら、消毒液を俺の手首の傷痕にかけた。
液が中に染みてきて痛い。
『痛って…!』
痛いことが基本的に嫌いな俺は、手を振り払おうとする。
しかし、ガッとひよりに捕まれていて、振り払えない。
『痛いだろうけど我慢して!!バイ菌入るともっと痛いよ?』
そう言われて、俺はおとなしく、というか無理やり最後まで消毒をされた。

